寿命です

今日が人生でいちばん最良の日

2021*№. 8「この1年半の流れを振り返ってみる」 

がんステージⅣ、余命わずか。
そんな崖っぷちのわたしが出逢ったのは『CEAT療法』というがん治療。

そして今年2月から4月にかけてサイバーナイフという治療を受けました。

怖くない・つらくない・闘病とは無縁の療法を知り「がん」に対する認識が変わり、また、がんについて学び、広く深く知っていく中で『自分の人生は自分で決めてその寿命を全うする』ことの大切さに気づきました。

このブログに出逢ってくれた誰かの今日が人生でいちばんいい日になりますように。

わたしの経験が、誰か、たったひとりでいい、その誰かの前向きなエネルギーになってくれたらそれだけで充分に意味があると信じて、必要な誰かに届くために書き続けます。
 
                                「寿命です」kn1903
  


※わたしが参考に読んだ書籍の一部ご紹介しておきます※

  ※CEAT療法を盲目的にお薦めしているわけではありません。ご自身でよく検討されてください。

 サイバーナイフの書籍はたくさん出ていますが、乳がんの内容が良いかなと思い、上記をご紹介しておきます。





❖今のわたしにできることは❖

最近の趣味(?)は、もっぱら「歩くこと」。

コロナの影響で休業要請を受けた飲食店が軒並みお休みしていて、
なんとなく静かになってしまった路地をゆっくりぼちぼち歩きます。
 
わたしの仕事も飲食関係で、お店は今月いっぱいまで休業となりました。
そろそろ仕事復帰を、、、と思っていた矢先にぽっかり空いた日々の時間は、ラッキーな休養タイムだと捉えてゆっくりのんびり楽しんでいるところ。


もうひとつの楽しみは「マニキュア」。
飲食関係の仕事では絶対に伸ばせない爪に、今だからこそできる遊びをとことんやっちゃえッとばかりに毎日カラーを変えて遊んでいます。


今しかできないことをたった今、楽しむ。
瞬間瞬間の気持ちをとにかく満足させる。
継続も積み重ねも何もいらない、「今、この瞬間」をただただ、悦び愉しく味わう。


命をつないでもらったわたしにできることは
もう、ほんとに、それしかないよ、と思うんです。




❖この1年半を振り返ると❖

2020年1月、「緩和ケア」を目的に、積極的な治療は受けないつもりで乳腺外科外来を受診。
そう、
最初から崖っぷちだったことを自覚していたので、医師に余命を言われようと「ふ~ん」程度。
「やっぱりね」というか、自分の寿命がそこまでなら受け入れようという静かな覚悟がありました。


なにも治療をしなかった場合、平均3年です、というのが最初の見立て。
これはまだ検査も何もしていない問診時の医師の言葉。


その後、生体検査も行い、
さらにCEAT療法に出逢い、告げられたのは「3ヶ月~半年」


奇跡的に、なのか、
他に同じような方がいるのか、はわからないけれど
ほぼ痛みもなく、ツラくもなく、普通の生活が続いていただけで、
なにひとつ、日常を変えることなく変わることなく、自然体なままでした。


手術はできない、か、
やったとしても大々的なものになる、と言われ、
ホルモン剤と分子標的薬を開始してみたものの、短期間で肝機能数値が異常になりいったん中止。


たいした治療をしないままの状態でCEAT療法をスタートし、
なんと、約半年でがん活性レベルが最小単位まで小さくなる!!!
・・・・っていう、

このまま寛解しちゃうんじゃないの!?

というところまでこぎ着けたのです。


状態がひどかったわたしでもそこまで回復したわけです、CEAT療法だけで。
だからこそ、まだ初期段階の方にとってカンタンに寛解(完治)に向かえる療法だとわたしには思えるのです。・・・とても胡散臭い話だと感じる人もいるでしょうけれど。


その後、
もうちょっと、という場面で咳が出始め、胸水が溜まり始めます。


それからというもの、
CEAT療法でゆっくりじっくりがん活性を消滅させていくには間に合わない、という状態となり、
サイバーナイフ治療を勧められ、入院したという流れ。
(しかし、ここで「5月まで命はないぞ」と宣告されます(笑)余命1ヶ月、、、)



胸水に関しては、
肺に転移したがん活性の影響が強かったせいでもあるのでしょうし、無理をしていたせいで細菌感染をこじらせてしまったせいでもあるのでしょう、CEAT療法ではがん活性を消滅させることが出来ても、胸水を減らすことはできないし、細菌抹消も門外漢なのです。 
 

なにごとにも適材適所。

標準治療が得意なこと、それが必要な人、自分に合う人。
CEAT療法が納得のいく人、安心できる人、信じられる人。
サイバーナイフ治療が得意なこと、出来る箇所とできない箇所があること、カラダに合う人。


なにを選び、なにを自分に与えるか、
どこをどのように納得するのか、
自分に、自分の状態に、
「今」それが「合う」のか「合わない」のか、は、やってみないとわからない。


人と同じようで
人とはまったく違う、
同じ「がん」というくくりでも、それぞれ違う。


それぞれの自分の愛しいカラダに最良のご褒美を与えたいものです。




❖そんなこんなで❖

まったくもって闘病生活とは無縁で、
ちっとも苦しんでいないわたしには多くの人の痛みが解らないままなのかもしれません。
苦しかったのは胸水が溜まった状態で日常生活を送っていた時のハナシ。


自壊創があり、血があふれるようなことはありましたけど、
もともとそういうことに慣れていた(・・・慣れてンなよ)せいもあって、
そこまでビックリも、悲しみもなかった、というか。


2020年1月の初診から、
2021年5月まで、約1年半。

縁があるものへとただ流れてここまで来ました。
健康とは言えないけれど「元気」回復!!


サイバーナイフ治療は終了していますが、カラダの中がちゃんと落ち着くのは治療が終わってから3~4ヵ月後ということなので、7月あたりでまたPET-CTを撮り、結果を知ることになります。
サイバーナイフでどこまでがん活性が消滅できているのか純粋に知りたい気持ちがあり、CEAT療法はそれまでお休みさせてもらうことにしています。


乳腺外科外来には月に1回のペースで通っていて、
サイバーナイフ治療をしていただいた病院とも連携してもらっています。


それぞれの「縁」をいただき
わたしはいま、安心感しかありません。


「縁」って
自分で作ろうと思って作れるものではないと思う。
だけど、
自分がしっかり「真ん中」にいないとその「縁」とも巡り合えないんだな、と思う。


これからの『余命』=『寿命』を
ふたたび出逢う「縁」とともに
自分を愉しんで生きていきますよ。



・・・続く。





『「がんは取るに足らない病気である」という世にできると信じています。』
        (一般社団法人 癌活性消滅療法学会理事長 前田 華郎氏の言葉より抜粋)
           ※癌活性消滅療法学会ホームページ → https://ceat.or.jp/greet.html


このブログが誰かの役に立ちますように。

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病院がキライで、薬がキライで、医療不信のわたしが
食生活を見直し、
CEAT療法に出逢い、
新しい自分を発見する話。
 
『寿命です』 K.N 





多くの人に読まれることが目的ではないけれど、多くの人の目に留まらなければ
必要な人にも届かないのでこういったものに参加してみることにしました。

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